FOREMAST（フォーマスト）需要予測・需給計画ソリューション

大量の在庫を抱えているのに欠品や納期遅れが発生していませんか？「キャッシュフロー経営」が叫ばれる中、多くの企業で在庫削減が重要な経営課題となってきています。しかし一方で、お客さまからの即納・短納期要求は益々強くなってきており、欠品の発生が企業経営に大きな影響を与えるケースも増えてきました。FOREMASTは、科学的な需要予測に基づく在庫補充計画と、需給計画・実績情報の共有支援、問題の見える化により、欠品なき在庫削減の実現を支援します。

FOREMASTは、機能を厳選した5つのSIコアから構成されており、お客様の課題に合わせて必要なSIコアを組み合わせて導入することが可能です。

また、よくある業務要件については、オプションを追加して対応することができます。お客様固有の課題については、自社開発の強みを生かし、アドオン（追加）機能を開発することも可能です。

気象情報、景気指数、導入店舗数など、需要に影響を与えるデータ（コーザルデータ）から、機械学習モデルを使って影響指数を算出し、過去実績・未来予測を自動補正することで予測精度を高めます。

例えばビールのように、暑さによって需要に影響の出る商品の場合、コーザルデータとして「気温」を使用することが考えられます。

過去実績から気温の影響を除外するように補正して予測したうえで、その予測値に対して未来の気温の予報に応じた補正をすることで、精度の向上が期待できます。

予測にどのようなコーザルデータを用いるかは、事前の分析や利用ニーズに応じて決定します。

データについてはお客様にてご準備いただくか、気象情報であればFOREMAST向けに蓄積・収集したデータを弊社より提供することも可能です。

倉庫間の補充量計算では、各倉庫が必要な量がそのまま供給量となりますが、補充元にある在庫量は考慮していません。

補充元の在庫が不足する場合は、供給量を自動的に調整することができます。

補充先が複数ある場合には、各倉庫の在庫と先々の需要予測を考慮して、バランスをとるように調整します。

導入期間の短縮やベストプラクティスとして、各種の「業種/業務テンプレート」をご用意しております。

あらかじめ、当社で想定した業務フローに沿ったパラメータ設定やアドオンプログラムを用意することで、お客様との打ち合わせ工数の削減や、導入期間の短縮が図れるとともに、システム化に不慣れなお客様でも、当社想定業務フローと自社業務フローの比較ができます。

これにより、自社に最適なシステム機能構成のご検討が容易になります。

消費期限がある商品の出荷期限考慮機能や、生産負荷・輸送負荷の自動調整機能など、食品製造業に必要な機能を最初からすべて組み込んだテンプレートです。

キヤノンITソリューションズがこれまで多くの食品製造業へご導入してきたノウハウを詰め込み、FOREMASTの持つ豊富な食品製造業向け機能を十二分に活かしたテンプレートとなっております。

また、複数階層（エシェロン在庫）管理による、倉庫間の入出庫管理や各倉庫の在庫最適化をサポートする機能も組み込まれております。

このテンプレートは、食品製造業以外でも「サプライチェーン全体の在庫管理に課題を抱える」というお客様におすすめです。

複数倉庫を持たないお客様向けに、需要予測、生産・発注計画のみという、機能を絞り込んだ［スタートアップテンプレート］です。

補充計画機能を省くことで、導入時のお客様側の検討項目や業務分析範囲も最小としているため、まずはシンプルにFOREMASTを導入し、その有効性を実際に確認したうえで、将来的に適用範囲の拡張や機能追加を考えたい、といったお客様に最適です。

店舗で利用する食材を倉庫で在庫として管理する外食業様向けに、標準的な需給計画業務を想定した、「外食業向けテンプレート」です。
全社および各倉庫の需要予測をもとに、仕入先からの購買、セントラルキッチンでの生産、倉庫間の在庫移動計画を自動で立案します。
店内調理されている場合、セントラルキッチンで調理されている場合、さらにそのハイブリッドの場合など、倉庫で在庫管理をしている業態でしたらいずれにも対応可能です。
また、食材に限らず、ナプキン等の消耗品の調達・在庫・補充輸送計画の立案にもご利用いただけます。

在庫の製造日別ロット情報を取り込むことで、予測通りに出荷できた場合の出荷完了日を算出します。
出荷完了前に期限に到達してしまうものが発生しそうな場合はアラートし、期限切れ予定量を提示します。
さらに、期限切れ発生での在庫減に備え、生産必要数・補充必要数を自動で増加させます。

販売メニューおよびレシピマスタを定義することで、メニュー単位での予測や需要計画を、食材単位の需要に展開できます。 また、すべてのメニューを個別を予測するのではなく、定番メニュー使用分は食材自体の出荷量から予測し、期間限定のメニュー使用分だけをレシピ展開し加算することも可能です。

FOREMAST担当コンサルタントが需要予測入門書「在庫管理のための需要予測入門」を執筆いたしました(2004年12月22日発売）。

累計発行部数13,700部（2018年10月時点）

需給コンサルティングのエキスパートが、ケースに適した需給マネジメントの仕組みに関する実務視点の解説書「事例で解決！ SCMを成功に導く需給マネジメント」を執筆いたしました(2024年12月26日発売)。

各業務分野で高い評価を受けている業務システムパッケージを組み合わせて、お客さまに適した基幹業務システムを高品質・短納期・低コストで提供する、Best of Breed型のトータルソリューションです。長年にわたる多くのシステム構築経験とノウハウを活用し、個々の業務システム間のシームレスな連携を実現しています。

需給システムと数理モデルに精通したFOREMAST担当コンサルタントが、需要予測・需給計画の問題点やポイントをわかりやすい解説でお届けする連載コラムを掲載中。

ビジネスエンジニアリング株式会社のWebサイトにて「業務に役立つコラム（需要予測編）」を連載しました（2010年1月～2010年7月）

FOREMAST担当コンサルタントが需給に関連する用語を、教科書では伝わらない「現場感」でお伝えします。